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　日本マイクロバイオファーマ（東京都中央区京橋１ノ３ノ１）は、ワクチンの生産に関する部素材の製造拠点を愛知県内に整備する。同施設の整備計画が、経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業（２次公募）」に採択された。
　「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」は、コロナ禍などの感染症パンデミック（世界的大流行）の際に、ワクチンの生産体制を円滑に確保するために設立。有事にワクチン製造への切り替えが可能な医薬品の生産拠点や、ワクチン製造に必要な設備・部素材などの製造拠点の整備計画に対し、事業費の一部を助成する。
　今回の２次公募では、「部素材等の製造拠点の整備事業」を中心に23件、総額約９５５億円相当を採択。このうち東海３県では、愛知県で実施する同社のプラスミド製造拠点整備計画のみが採択された。同社には最大で事業費の３分の２が補助されることとなる。
　日本マイクロバイオファーマは現在、愛知県清須市と静岡県磐田市に研究施設と工場、熊本県矢代市に工場を持つ。愛知県内に整備するプラスミド製造拠点の建設地や施設規模、整備スケジュールについて、同社は「検討中のため非公表」としている。


提供：建通新聞社