岐阜県は、県内にある県営公園の魅力向上を図るため、県営都市公園再整備事業費として2億1000万円の補正予算案を2023年第4回県議会定例会に上程している。内訳は、工事費1億8300万円、委託費2700万円。予算案が承認されれば、所管する土木事務所から工事・業務を発注する。
主な事業をみると、可茂土木事務所管内では、ぎふ清流里山公園(美濃加茂市)の里山の湯水温調整設備改修工事、お茶工房の茅葺屋根改修工事を計画。さらに、ぎふワールド・ローズガーデン(可児市)の花の地球館空調設備更新、バラ回廊など木製施設の更新設計・工事も予定する。
岐阜土木事務所管内では、各務原公園(各務原市)内にある園内階段改修、世界淡水魚園(同市)の、噴水設備改修を見込む。
また、大垣土木事務所の養老公園(養老町)では、公園再整備に伴う長寿命化計画を更新。美濃土木事務所の岐阜県百年公園(関市)では、公園北口施設などの老朽化対策を実施する。
県は、「新・岐阜県都市公園活性化基本戦略」に基づき、魅力向上を目的に、再整備や老朽施設の改修を図っている。
提供:建通新聞社