総務省と経済産業省がまとめた2021年経済センサス・活動調査によると、香川県内の建設業の事業所数は4261所で、16年時点の調査と比べて4・1%減少した。全国では同期間での減少率は1・5%にとどまっており、県内の建設事業所の減少率の高さが浮き彫りとなった。
従業者数を見ると県内の建設従業者は3万1485人で16年比0・3%の微増だった。全国では373万7415人で同比1・3%増。
県内の建設業の男女比は男性が79・9%(2万5171人)、女性が19・9%(6278人)と依然男性比率が大きく、16年と比べても女性の割合の増加が0・6ポイントにとどまった。18種類に分類された産業ごとに見ると、建設業の女性比率は電気・ガス・熱供給・水道業(女性比率12・6%)、鉱業、採石業、砂利採取業(同15・2%)、運輸業、郵便業(同17・9%)に次いで4番目に低い水準だった。
事業所の経営組織別では、建設業4261事業所のうち個人経営が832所(構成比19・5%)、法人が3428所(同80・5%)、法人格を持たない団体が1所だった。所在市町別では、高松市が1870所で最多、次いで丸亀市405所、三豊市315所、坂出市274所と続く。一方、直島町は22所、琴平町は45所、宇多津町は55所だった。
経済センサス・活動調査は、全産業の売り上げや費用などを同一時点で網羅的に把握し、全国・地域別に明らかにするもので、これを基に香川県が概要をまとめた。
提供:建通新聞社