大洲市は、移転新築する大洲市民文化会館の規模を縮小する方針を9月市議会定例会で明らかにした。現在進めている基本設計の中で規模を見直し、2024年2月末までには決定する考え。
当初の計画では、床面積は5500平方b、メインホールは700〜778席、サブホールは200席、建設工事費は外構工事を含めて約57億円以内を想定していた。しかし、建設コストの上昇などによって試算した建設工事費が約67億円まで増加したことを受け、基本的な施設機能は維持しながら規模を縮小することを決断。床面積を4650平方b、メインホールを630席、サブホールを130席に縮小する案で検討を進めていく。
基本計画段階ではホールエリア(2500平方b)、創造支援エリア(560平方b)、交流エリア(250平方b)、管理運営エリア(150平方b)、防災備蓄庫(60平方b)、共用部(1170平方b)、機械室(810平方b)で構成することを想定していた。
今後のスケジュールはこれまでと変わらず、23年度内に基本設計を完了させ、24年度に実施設計、25年度〜28年度に整備(造成など含む)、29年度下半期の開館となっている。
基本・実施設計は佐藤総合計画関西オフィス(大阪市中央区)が担当。
建設地は東大洲198他のJA愛媛たいき移転後の敷地約1万1500平方b。
提供:建通新聞社