建設新聞社
2023/09/22
【東北・宮城】富谷物流センターが着工/鹿島初の物流施設開発事業
鹿島(東京都港区 天野裕正代表取締役社長)は21日、富谷市で「(仮称)鹿島富谷物流センター」の建設に着手したと発表した。同社が開発・設計・施工を一貫して行う国内初の物流施設開発事業の1つで、事業主体は東北支店(勝治博専務執行役員支店長)。2024年10月の完成を目指す。
建設場所は富谷市成田9の52の1地内の敷地2万1770・79平方b。富谷市成田南土地区画整理事業地内で、東北自動車仙台泉ICから約3`bと、東北エリアを広域にカバーできる立地となっている。
施設は汎用性の高いマルチテナント型物流施設で、RCおよびS造4階建て、延べ4万6726・03平方bの規模。免震構造を採用するほか、BCP対策として連続72時間給電可能な非常用発電設備を設置する。
倉庫部分の基準柱スパンは間口11・3b、奥行10b、天井高5・5bとし、標準仕様として荷物用エレベーターと垂直搬送機をそれぞれ4基配置する。また、1、2階合わせて48台分のトラックバースを計画。スロープは寒冷地対応として融雪機能を備える。最大4テナントが入居する見込み。
このほか、環境に配慮した取り組みとしてLED照明や高性能複層ガラスを採用するとともに太陽光発電設備の設置によりZEB認証およびCASBEE認証Aランクの取得を予定している。
提供:建設新聞社