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　木更津市は、未利用となっている市有建築物の活用方針について明らかにした。旧祇園団地と旧岩根団地については、２０２４年度の売却に向けて準備を進めている。旧清見台団地、旧久津間団地、旧祇園保育園は築50年以上を経過し、老朽化が進んでいることから、売却などに向けて最適な手法を検討していく。旧金田公民館は、耐震診断の結果を踏まえて活用方法を検討する。
　旧祇園団地は、祇園２―８―３ほかに所在。敷地面積は６９６８・74�u。建物の解体は、興和建設の施工により12月28日までに完了する。
　旧岩根団地は、岩根２―１―19ほかに所在。敷地面積は３９３７・６�u。建物はＣＢ造２階建て５棟、延べ床面積１０７０・82�u（２３７・96�u３棟、１５８・64�u・１９８・３�u各１棟）、１９６７年度の完成。建物は解体せず、現状有姿で売却する。
　旧清見台団地は、祇園２―６―５に所在。敷地面積は５４０・76�u。建物はＰＣａＲＣ２階建て、延べ床面積２３７�u、68年度の完成。
　旧久津間団地は、岩根４―１―７ほかに所在。敷地面積は１１９０・07�u。建物はＣＢ造２階建て３棟、延べ床面積８０８・５�u（２７７・２�u２棟、２５４・１�u１棟）、60年度の完成。
　旧祇園保育園は、祇園５７５―１に所在。敷地面積は１１００・82�u。建物はＳ造平屋、床面積３０８・61�u、71年度の完成。
　旧金田公民館は、中島１９８５に所在。敷地面積は７２２・４�u。建物はＲＣ造２階建て、延べ床面積５３４・７�u、76年度の完成。耐震診断は、赤坂建築設計事務所により２０２４年１月31日までに完了する。
　そのほか、中央１―15―４にある旧中央公民館は解体することとし、５日に解体工事の制限付き一般競争入札を開札した。予定工期は24年８月30日まで。面積３９５６・87�uの土地は中心市街地に位置する貴重な市有地であることから、ポテンシャルを最大限に生かした利活用ができるよう検討していく。
　
旧学校用地も議論／利活用推進委設置
　
　付属機関として、外部委員５人で構成する「財産利活用推進委員会」を設置し、市有財産の計画的な利活用に向け、市場動向や活用方法について調査・審議を行っている。
　５月12日には第１回委員会を開催。市有財産活用の指針となる「市有財産利活用基本方針素」の策定に向け、案について審議した。
　今後は、売却準備を進めている旧祇園団地と旧岩根団地の公募資料や契約書の作成など、必要な事項について専門的知見から意見を聞く予定。
　24年度以降は、真舟地区の旧学校用地などに対しても意見を聞き、最適な利活用を図っていく。