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建設新聞社
2023/09/21

【東北・岩手】日本梱包運輸倉庫が金ケ崎町に物流倉庫・事務所新築

 日本梱包運輸倉庫(東京都中央区 黒岩正勝代表取締役会長)は金ケ崎町に物流倉庫および事務所の建設を計画し20日、現地で安全祈願祭が行われた。施工は松井建設が担当。設計は久慈設計。
 1953年に創業した同社は2015年にホールディングス化し、ニッコンホールディングスグループの中核として総合物流サービス事業を展開。岩手県内では北上に1カ所、花巻に2カ所の営業所を設けている。
 近年、県南地域に自動車や半導体メーカーなどの工場立地が進み、北上営業所の需要拡大が見込まれるほか、物流業界の2024年問題により配送拠点が必要なため新たな営業所および倉庫を整備する。
 建設場所は、北上金ケ崎TCから約4`b南東側に位置する国道4号沿いの金ケ崎町三ケ尻荒巻地内。敷地面積は約3万0000平方b。倉庫はS造2階建て、延べ2万6151平方b、高さ17b。事務所棟は同じくS造2階建て、延べ545平方b。竣工は2025年1月末を予定している。
 式典には関係者19人が出席。久慈設計の久慈竜也代表取締役会長が鎌入れ、日本梱包運輸倉庫の黒岩会長が鍬入れ、松井建設の松井隆弘代表取締役社長が鋤入れし、関係者が玉串を捧げ安全を祈願した。
 黒岩会長は設計、施工に関し「両社とも弊社の倉庫において経験、実績を備えているため安心して任せられる」とあいさつ。久慈会長は「倉庫建設により景観が一変すると思われる。景観を壊すのではなく町が発展していく息吹の象徴になれば」と話し、松井社長は「無事故無災害で喜んでいただける建物を誠心誠意つくっていく」と語った。

 提供:建設新聞社