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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/09/21

【埼玉】さいたま市大宮GCS構想、新東西通路を段階的施工

 さいたま市の清水勇人市長は、大宮駅GCS(グランドセントラルステーション)化構想の検討状況を市議会に説明した。2023年度中の都市計画手続き開始を目指している東口駅前広場は「区域確定に向けた合意形成を図るため、関係者と詳細を協議している状況」と報告した。駅構内に整備する新東西通路は「施工方法や整備範囲の精査、段階的施工計画の検討などを行っている」と述べた。
 新たな駅前広場は「東口交通・交流広場」という位置付けで、敷地確保のために土地区画整理事業を適用する考え。清水市長は「区画整理の前後の評価方法の整理、関係者との個別協議・調整を開始した。さまざまな意見があり、丁寧に対応していく」と強調した。
 新東西通路は、JR東日本と東武鉄道に依頼した調査設計の成果がいったんまとまっている。
 清水市長は「工事の準備段階〜完成までの複数回の仮設切り回し、各工程における人・車両の流れも含めて検討している」と伝えた。さらに「鉄道事業者と連携し、最適な整備案を検討する」とした。
 必要幅には15mを見込む。新東西通路と現行の中央通路を「ロの字」に回遊させるための南北通路(デッキ)を東口・西口に1通路ずつ配置する想定でいる。
 目標として、23年度中には駅前広場の都市計画手続きを始めるとともに、新東西通路整備計画案も作成する。24年度に新東西通路の都市計画手続きを行う。