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　大野元裕知事が20日、埼玉県建設業協会（会長＝小川貢三郎小川工業社長）の幹部らと建設分野のＤＸをテーマに意見交換する予定だ。フリートーク形式で施工者が抱える生の声を聞くとともに、最先端のＤＸに取り組んでいる協会会員の工事現場を視察する。さまざまな意見に直接触れる「どこでも知事室」活動の一環。
　面会予定の協会幹部は、小川会長のほか、副会長・技術委員会委員長の古郡栄一古郡建設社長、同委土木技術ＰＴリーダーである吉川祐介金杉建設社長、技術委員の中里寿光中里組社長、片山雄一郎カタヤマ社長、福地一路新和測機社長の６人。
　草加市内で意見交換した後、県発注の橋梁架け替えが進む八潮市西袋地内、綾瀬川の柳之宮橋を視察する。協会側は、ＡＲ（拡張現実）技術を使って施工プロセスを３Ｄ化再現する工夫について報告する見通しだ。
　ＤＸ推進は知事の肝入り施策の一つ。担い手不足に悩む建設業界は生産性向上が急務であり、意見交換が新たな相乗効果を導くことも期待されそうだ。