建通新聞社
2023/09/20
【大阪】大阪府 府立学校トイレ改修に約4億円
大阪府は、府立学校のトイレ改修費に充てる費用として4億0678万8000円を盛り込んだ、2023年度一般会計補正予算案を公表した。感染症対策のため、府立高校と府立支援学校の便器の洋式化と、小便器の自動洗浄化を行う。この他、災害復旧費なども計上した。今回の補正予算の総額は148億0700万円。
府内に高校は149校、支援学校は46校あり、洋式化の対象は、高校91校と、支援学校11校。改修後の洋式化率は高校では62・9%、支援学校では90・7%となる。また小便器の自動洗浄化の対象校は府立高校が149校で、支援学校は33校。改修工事は各学校から発注される。
教育庁ではこの他、府内の小中高等学校などに在籍する児童生徒を万博に招待するための費用として、3674万4000円を計上し、別途23〜25年度の債務負担行為として限度額13億7699万6000円を設定。府立高校への電子黒板整備や、工業系高校への実習用VRゴーグルとオンライン実習室を配備する費用として、29億0839万7000円を盛り込む。
また、都市整備部では災害復旧費として11億3707万2000円を計上。23〜24年度の債務負担行為として限度額2億9938万4000円を設定している。
5月の豪雨と台風2号で被災した、余野川や東除川などの復旧工事に取り組む。