建設新聞社
2023/09/20
【東北・青森】青森県が下北地区統合校改築設計を公告
青森県財産管理課は、「営委下北5第6201号下北地区統合校改築設計業務委託」の委託先選定へ公告した。一般競争入札(総合評価落札方式・簡易型T)対象で、申請書等提出は10月4日15時まで(持参に限る)、入札は11月2日10時から。予定価格は2億8820万2000円、履行期限は2025年2月14日まで。
参加資格は、青森県有資格者名簿の建築関係建設コンサルタント業務(建築一般)に登載され、過去15年間に同種の建設関連業務(3200万円以上の建築関係建設コンサルタント業務(建築一般))の元請履行実績を有することなど。
下北地区統合高は、生徒数の減少などから、県が進めている県立高校再編の一環として立案した。青森県むつ市文京町22の7地内のむつ工業高校敷地内(敷地面積6万8022平方b)に、むつ工業高校と、同じくむつ市内の大湊高校の2校を統合した新校舎を建設する。
規模は、新築が普通教室棟(RC造3階建て、延べ2400平方b程度)、管理・特別教室棟(RC造3階建て、延べ5900平方b程度)、実習棟(RC造2階建て、延べ5000平方b程度)の延べ1万3300平方b程度を見込む。継続使用予定の第一体育館(S造平屋建て、延べ1081平方b)、第二体育館(同891平方b)、体育館玄関棟(RC造平屋建て、延べ80平方b)との接続部分は改修を行う。
また、既設の管理棟・普通教室棟(RC造2階建て、延べ2543平方b)、機械科・電気科実習棟(RC造平屋建て、延べ2520平方b)、設備工業科棟(RC造3階建て、延べ1282平方b)、新実習棟(RC造2階建て、延べ1622平方b)、家庭科実習棟(RC造3階建て、延べ705平方b)、柔剣道場(S造平屋建て、延べ303平方b)、その他(渡り廊下、部室、工作物等)を解体する。
今回の業務はこれら新築、改修、解体に関する設計業務一式。今後、設計等の完了を待ち、25年度にも着工、27年3月の普通教室棟と管理・特別教室棟の完成、同年12月の実習棟完成、29年3月の既存校舎解体完了を目指す。
なお、基本計画は川島隆太郎建築事務所が担当。設計対象工事費として54億円(税込み)を試算している。
提供:建設新聞社