愛知県は9月12日に行った知事会見で、一般会計に158億2201万円を追加する9月補正予算案を公表した。道路・街路事業費に約95億円、河川・海岸事業費13億円など公共土木関連事業費に約137億円、農林土木関連で約6億7000万円を追加した他、6月2日の大雨で被災した農業施設などへの支援に5億円を計上した。9月27日に開会する県議会9月定例議会に上程する。
公共事業関係のうち、農林関係では、土地改良事業費に3億1937万円を充てる。内訳は、公共・県営土地改良事業費に1億1937万円、単県・土地改良事業費補助金に2億円。農地防災事業費で公共・県営農地防災事業に1億0350万円、治山費で単県・小規模治山施設費に2億5000万円を計上した。
公共土木関係では、道路・街路事業費に95億円を充てる。内訳は、公共・道路橋梁新設改良費に65億6000万円、単県・道路橋梁維持管理費など2事業に30億円。河川・海岸事業費では、単県・河川局部改修費など2事業に13億円を充てる。砂防事業費に5億0100万円を充てる。内訳は、公共・通常砂防事業費など2事業に4億0100万円、単県・緊急防災砂防費に1億円。
土地区画整理事業費で、公共・土地区画整理交付金事業費に7億5345万円、公園事業費で、公共・公園緑地整備交付金事業費に8億5326万円、港湾事業費で、公共・三河港改修費など2事業に5億2700万円、漁港事業費で、公共・漁港区域海岸改良費など2事業に2億3000万円を充てる。
建築関係では、普通県営住宅建設費で、公共分に8億9819万円、既設県営住宅改善事業費で、公共・長寿命化改善費に1億6646万円を充てる。
警察関係では、交通安全施設整備費で、信号灯器、道路標識・標示の整備に1億1069万円を充てる。
この他、被災農業者営農支援事業費補助金に5億円を充て、農業用機械・農業施設などに必要な経費の一部を補助する。県文化施設の活性化を図るため、3452万円を充て、文化施設活性化基本計画を策定する。人材育成のために6000万円を充て、農業大学校施設設備整備費に1500万円、名古屋高等技術専門校の整備費に1500万円などを計上した。
提供:建通新聞社