不二家(東京都文京区)は、洋菓子店の店舗ロゴの刷新に伴い全店舗を改装する。神奈川県内では第1弾として、9月27日に平塚店(平塚市)をリニューアルし、各店舗の状況を見ながら順次進めていく考え。
店舗のリニューアルに当たっては、看板などを新たな店舗ロゴに刷新する他、色は白を基調としたデザインに変更し、クリーンな雰囲気を演出する。
第1弾として9月12日に数寄屋橋店(東京都中央区)とアリオ川口店(埼玉県川口市)、森の宮店(大阪市中央区)をリニューアル。将来的には国内で900店以上ある店舗全てを改装する方針だ。神奈川県内では約50店が営業しており、9月27日の平塚店を皮切りに順次リニューアルを進める。
新しい店舗ロゴでは、20世紀を代表する産業デザイナーのレイモンド・ローウィがデザインし、1961年に誕生した「ファミリーマーク(Fマーク)」を続けて使用するとともに、マスコットキャラクターのペコちゃんの口元をイメージし、舌の部分をアイコン的に使った「スマイルマーク」を新たに採用。店名のフォントは商品の質の良さを表現するため明朝体に変えた。デザインはアートディレクターの木住野彰悟氏が担当。
同社はブランドリニューアルの他にも、1937年に開業し、8月に閉店した「横浜センター店」を新しいコンセプトの店として建て替えを構想するなど、創業から110年以上を経て変革を推し進めている。
提供:建通新聞社