輪島市穴水町環境衛生施設組合は、「マテリアルリサイクル推進施設」の整備事業で、債務負担行為26億5078万円を設定した。期間は2024年度から3年間。今後、DB(設計・施工一括)方式を採用した一般競争入札(総合評価方式)の公告へ向け準備が進められる。
14日に開かれた同組合議会定例会で、債務負担行為の設定や人件費に関する29万9000円減の一般会計補正予算案が提出され、可決された。
計画では、石川北部RDFセンター(志賀町)が今年3月で事業終了したことを受け、稼働を停止したごみ固形化燃料(RDF)製造施設「輪島・穴水地域RDFセンター」(輪島市門前町原)の建屋を活用し、新たにリサイクル施設を整備する。資源ごみの一元的な処理や資源循環の推進を図る。
建屋はRC・SRC造3階建て延べ3245平方メートルで、不燃・粗大ごみを破砕・選別したり、プラスチック類や空き缶、ペットボトルなどの資源ごみを圧縮・保管したりする設備を導入する。設計が完了し次第、着工し、26年7月の稼働を予定している。
発注支援業務などは中部設計が担当。