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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/09/15

【埼玉】埼建協越谷支部 越谷県土整備事務所の道路啓開訓練に130人態勢で参加

 埼玉県建設業協会越谷支部(中島美三郎支部長)は12日、越谷県土整備事務所の道路啓開訓練に130人態勢で参加した。会場のしらこばと水上公園駐車場(越谷市)には、現場従事者のみならず、大勢の経営トップも集結した。受・発注者による連携強化の重要性を再確認。首都直下地震などいざという時に備えて、実践形式で放置車両の移動などを行った。
 中島支部長は温暖化など地球規模の気候変動に言及し「猛烈な台風の発生増加、集中豪雨による川の氾濫、がけ崩れなどによる道路の寸断など、まさに今現在、直面している課題となっている」と危機感を示した。
 その上で道路啓開について述べて「閉塞する要因を取り除き、緊急車両などが通行可能となるルートを確保するための活動となる。大規模災害時には、応急復旧実施前に救命・救急のためのルートを確保する」ことを最優先で行うべきと強調。
 そして「災害が起きないこと、災害を最小限に抑えることを念じ」て、あいさつを締めくくった。
 越谷県土整備事務所の小島茂所長は支部の会員企業らに謝意を示した上で「災害時には迅速な対応が大切」と話し、官民が連携して地域の対応力を強化することの重要性を唱えた。
 訓練は被災想定箇所を、県道越谷流山線の東埼玉道路交差点(越谷市)〜県道葛飾吉川松伏線交差点(吉川市)と設定。道路啓開について▽区間看板設置(周知)▽電柱撤去▽車両移動▽段差解消――などの手順で進めた。
 当日は東京電力パワーグリッド、埼玉県レッカー事業協同組合なども参加した。