建通新聞社
2023/09/14
【大阪】大阪府警 交番に木材利用を検討
大阪府警察本部は、大阪府の木材利用基本方針に基づき、交番への木材利用を検討している。府警が木材利用について検討するのは今回が初めて。検討業務を創建社ディーアンドアール設計(大阪市中央区)が2024年2月22日までの納期で進めている。
業務では、木造化・木質化に対応した際に生じる問題点と解決策について、▽建築基準法・消防法などの法規制に関すること▽建物の耐久性▽建物に必要な木材使用量の把握と調達先▽概算工事額―の観点から検討する。また、木造化・木質化に対応したプラン図と設計図書を作成し、木造化・木質化の導入に向けた検討材料にする。今後新設や建て替えを行う交番については未定。
今回の検討で、府が22年5月に改定した木材利用基本方針に対応する木材利用の推進を図るとしている。方針では、府が整備する1〜3階建ての建築物は原則木造化とすることや、改修・模様替えの際には木質化を検討すること、家具などに木製備品を導入することなどを定めている。