全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　石川県議会９月定例会が１２日開会し、馳浩知事は提案理由説明で、日蓮宗本山妙成寺（羽咋市滝谷町）の国宝化に向けて文化庁に対し文化財鑑査官と文化財調査官の現地派遣を要望し、前向きな回答を得たと述べた。
　７月の大雨による被害に触れ、津幡町の被災世帯数が国の基準を満たしたことから被災者生活再建支援法および災害救助法が適用されたと報告。これに加え国の制度では支給対象外の半壊世帯も対象とするなどの県独自の支援制度を併せて適用し支援するとした。
　県立野球場と産業展示館１〜３号館の建て替えを柱とする西部緑地公園の再整備について、４月に開催した第３回構想検討委員会で示された骨子案に基づき、民間活力の導入可能性に関する調査を実施中であるとした。
　道路事業では、国道４１５号羽咋バイパス２期区間の宝達志水町杉野屋〜羽咋市神子原町間を１０月２８日より供用開始するとした。
　金沢港の将来ビジョンでは、現在県民へのアンケートや企業、関係団体へのニーズ調査を実施しており、１０月３１日に第２回検討委員会を開催、年度内のビジョン策定に向けて取り組むとした。
　懸案の小松空港の第２滑走路整備については、国による必要性調査と方針提示が不可欠として働きかけを引き続き行い、年度内には最終的な結論を出すとした。　
　建設中の県立こころの病院は、１０月末に各種依存症患者向けの外来棟を整備する第４期工事が完了し、１１月２０日に供用開始するとした。これにより２０１９年より進められてきた同院の建て替え工事は完成となる。