横手市子育て支援課は、保育所の民営化に関し、さんない保育園(山内土渕字菅生37−7)の移管先法人を公募、このほど明照福祉会(前郷一番町4−4)を移管先候補者に選定した。今後は同法人や保護者などとの調整を進め、7年4月1日に移管する見通し。市は、現施設を引き続き活用してもらう意向としており、想定される整備(冷暖房更新、屋根・外壁改修など)は移管後に法人が主体となり、国や市の補助金を活用して実施する。
さんない保育園は平成14年度に建設された木造平屋建て、延べ床面積1,281.09uの施設(敷地面積6,901.12u〔うち屋外遊技場1,086u〕)。保育室(4室、計237.96u)、遊戯室(174.61u)、ほふく室(52.88u)、乳児室(39.66u)、調理室(35.98u)、医務室(6u)、トイレ(80.8u)、事務室・倉庫ほか(計653.2u)などで構成。設備は22台規模の駐車場や通園バス2台なども備えている。建物は無償譲渡の予定で、市の7年3月議会で譲渡の議案が議決された後、移管と同タイミングで譲渡する見通し。
移管先法人は、1回目の公募を4年7月から8月にかけて実施したが移管先が決まらず、今年2月に再公募。今年度は、選定委員会(委員長:藤本和宏副市長)を設置し、5月26日に第1回、6月22日に第2回を開会した。委員会による選定結果をもとに、市が審査。このほど、明照福祉会を移管先候補者とした。
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秋田建設工業新聞社