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建通新聞社(岡山)
2023/09/15

【岡山】笠岡市 旧今井小跡地 利活用方法を検討

  笠岡市は、3月末で廃校となった旧今井小学校の跡地を民間事業者に貸し付けて利活用する方針。プールを活用した水耕栽培や校舎などを活用したデイサービス施設など、サウンディング型市場調査での意見を踏まえ利活用方法や公募条件を整理する。2024年1月にも事業者選定に向けた公募を開始し本年度内に決定、4月からの供用を目指している。地域課題の解決や地域活性化につながる利活用を目指している。
 市では、市場性の有無や活用アイデアを把握するためサウンディング型市場調査を実施。地方創生推進交付金を使用した水耕栽培、陸上養殖、福祉事業、校舎屋上への太陽光発電設備設置などで活用する案や、児童発達支援、放課後などのデイサービス施設として活用し、発達障害や学習障害を持つ子どもたちに適切な支援を提供、教育的なアクティビティを通じて子どもたちに必要な知識やスキルの習得を促進する案、テストキッチン・シェアキッチンとして、商品開発や調理を行う場、地域のもの・笠岡のものを商品化して販売する場として活用する案があった。
 活用に当たっては、1階部分を地元住民がまちづくり協議会や公民館などとして使用する予定となっており、その他の部分について活用方法を検討している。指定避難所となっていることから災害時には避難所として使用することが前提となる。誘導灯や防煙設備などの消防設備の整備が必要となる可能性があり検討を進める。
 既存建物は、1978年3月に建設した鉄筋コンクリート造3階建て延べ385平方bの管理棟、79年3月に建設した鉄筋コンクリート造3階建て延べ540平方bの教室棟1、95年2月に建設した鉄筋コンクリート造3階建て延べ896平方bの教室棟2、80年3月に建設した鉄骨造平屋564平方bの体育館があり、耐震補強は実施済み。所在地は今立30で、敷地面積は5499平方b。この他今立124にプールがある。

提供:建通新聞社