建通新聞社
2023/09/13
【大阪】大阪府 2地域に知的障がい支援学校を整備
大阪府は、閉校した高校などを活用し、豊能地域と大阪市北東部に知的障がい支援学校を整備する。具体的な計画地の詳細は公表していない。順調にいけば2024年度予算の決定段階で、大まかなスケジュールを公表する。
豊能地域に整備する支援学校の基本計画の策定業務は、内藤設計(大阪市中央区)が24年3月5日の納期で進めている。現在活用を想定している既存の校舎棟(鉄筋コンクリート造4階建て延べ約8200平方b)や体育館棟(同造2階建て延べ約1200平方b)、プール・倉庫・グラウンドなどの付帯施設を改修し整備するための耐震診断と耐震補強計画検討を行う。また、給食棟の新設についても検討する。
大阪市北東部に整備する支援学校の基本計画策定業務は、土屋総合設計(泉佐野市)が24年3月5日までの納期で進めている。同じく活用を想定している既存の校舎棟(同造4階建て延べ約1万2500平方b)の他、体育館棟(同造3階建て延べ約2900平方b)、渡り廊下(同造3階建て延べ約350平方b)、食堂(同造平屋約350平方b)などの耐震診断と耐震補強計画検討を行う。
府内の支援学校は46校で、このうち知的障がい支援学校は25校。支援学校に通う生徒数の増加による、教室不足などが問題となっている。