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　大阪市は、施設の維持管理や更新が滞っている常吉西臨海緑地において、民間活力を活用し、魅力的な空間の形成を目指している。同緑地を貸し付け、魅力向上・管理運営する事業者を募集する。
　申込書類を11月２日〜12月１日（持参の場合は12月６日まで）に受け付け、12月中旬に優秀提案者、同月下旬に事業予定者を選定する。２０２４年３月末に事業用定期借地権設定契約などを結ぶ予定だ。最低賃料は月額30万円で、契約期間は44年３月末までの20年間。
　事業者は同緑地を維持管理する他、にぎわいを創出する施設（スポーツ施設、レクリエーション施設、宿泊機能、物販販売店、飲食店など）を整備・運営し、イベントなどを開催する。整備施設やイベントなどの収益の一部を、港湾施設の整備に充てる。
　港湾施設の整備は、▽休憩所▽案内施設▽芝生▽植栽▽ベンチ▽トイレ▽駐車場▽照明設備▽備蓄倉庫―などの改築や整備を想定。この他、既存のテニスコート５面、トイレ２カ所、水系施設について、今後の運営方針を検討する。
　緑地の維持管理費は、光熱水費や清掃業務、除草業務などを合わせて約１３６０万円を見込む。
　緑地の所在地は大阪市此花区常吉２ノ20ノ１、３（住居表示＝常吉２ノ13）。最寄り駅の安治川口駅からバス便立地で、北港ヨットハーバー停留所から東に約50�bに位置する。敷地面積は６万４５４０平方�b。用途市域は準工業地域（建ぺい率60％、容積率２００％）となる。