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建通新聞社四国
2023/09/08

【香川】香川県 東讃統合高校の地域連携施設概要案 

 香川県がさぬき市に建設する東讃統合高校に設ける地域連携スペースの施設案が明らかになった。正門付近に整備するコンソーシアム施設には食堂や販売所・展示スペース、ものづくり工房、地域連携室、コンソーシアム事務局を設ける。別棟の多目的ホールは選択体育や部活動の練習場所とするとともに、講演会やスポーツ教室、ドローン実習場としても活用する。第5回東讃統合高校開校準備委員会全体協議会で示した。
 学校と地域が連携する際の核となる地域連携スペースについて、専用の建物を整備する例は全国でも珍しいという。専用スペースを設けることで、日常的に地域の人が施設を利用し、生徒と連携することを通じて学校の魅力度向上と地域の活性化を狙う。
 石田高校と志度高校、津田高校を統合する東讃統合高校はさぬき市造田是弘に建設し、2028年4月の開校を予定している。現在、基本計画を策定中で、今後基本設計や実施設計、用地取得を経て建築工事を発注する。
 建設予定地の中央やや南側に整備する東西方向の付け替え道路の北側に、地域連携スペースとなるコンソーシアム施設(平屋か2階建て)と多目的ホール(平屋)を建設する。
 コンソーシアム施設に設ける食堂は、生徒の昼食だけでなく地域の人の食事や喫茶の場、家庭科の生徒が考えたメニューを提供する場として活用する。ものづくり工房は、課題研究以外にも、ものづくり教室などの地域連携、企業の技術の見学・体験などができる場とする。地域連携室は企業や自治会などが研修や行事を行ったり、放課後学び塾の教室、自習室、資格取得の講座といった活動に使用する。
提供:建通新聞社