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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/09/07

【群馬】桐生市は分庁工事をそれぞれ計画中

桐生市は旧西中学校を教育委員会などが所属する(仮称)総合教育センターへと移行する改修工事を11月ごろに発注すると明らかにした。分割方法などは未定だが、12月議会での議会案件となる。工事費は9月補正予算案で15億4821万7000円の2カ年継続費を設定した。水道庁舎として改修を行う旧昭和小学校改修事業では、同じく9月補正予算案で3億2730万5000円を計上、同様に2カ年継続費を設定している。工事発注は年明けごろを見込む。
同事業はともに本庁舎整備に伴い、実施。本庁舎整備は10月ごろの完成を見込むために、ともに11月をめどに工事を完了させたい考え。
9月補正予算案で計上している継続費の内訳は総合教育センター整備事業として23年度が5億9887万円、24年度は9億4934万7000円。旧昭和小学校改修事業は23年度1億3092万2000円、24年度が1億9638万3000円としている。
旧西中学校(小曽根町3−30)は3棟の校舎棟で構成されており、校舎1はRC造3階建て、延べ床面積2151・1u。校舎2はS造4階建て、3331u、校舎3はRC造4階建て、2069uとなる。現在、整備に向けて、校舎1およびプールなどの解体工事を島田組(桐生市)が手掛けており、11月中の完了を予定している。
同センターの整備に伴う工事内容は耐震補強工事や内装改修工事、エレベーター改修工事などを行うとしている。教育委員会事務局と教育研究所などの既存教育施設を集約し、教職員研修機能や不登校の生徒に対する指導対策、教育相談体制などのさらなる充実を図る施設とする方針。設計は群馬県建築設計センター(前橋市)が手掛けている。
旧昭和小学校(美原町2−5)の改修事業における主な工事は、屋上防水改修および水道庁舎機能を移行する1階部分の改修、空調機器の整備となる。こちらも総合教育センター整備と同様に群馬県建築設計センターが設計を担当している。現在も設計業務は進行中で、11月ごろにはまとまる見込み。整備対象の校舎はRC造3階建て、6394uの規模となっている。