日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/09/06
【埼玉】八潮市/新設小学校整備/「建築・外構」など4件に分離し個別発注を予定
八潮市は9月補正予算案で事業費を設定した新設小学校整備について、予算が可決されれば「建築・外構」「電気設備」「機械設備」「施工監理業務」の4件をそれぞれ個別発注する見通しを示した。順調に進めばいずれも10月ごろ入札を公告した後、12月議会の承認を経て各工事の契約を締結し、2026年2月に施工を完了。26年度から開校する工程を目指す。
新設小学校はRC造4階建て、延べ床面積約9400uの規模で、特別支援2学級を含む26学級を備えた学校となる。建設地には、潮止中(古新田530)と隣接する草加市都市計画事業八潮南部西一体型土地区画整理事業144街区1画地ほかの敷地1万4623uを活用。敷地内に校舎・体育館を一体化した施設やグラウンドなどを整備する計画だ。
各階に教室や特別教室などを配置しつつ、1〜2階にアリーナ機能、3〜4階にはプール機能を設ける。多様な教育環境へ対応するため、市の小学校における初の試みとして施設内にオープンスペースを導入。さらに光庭や吹き抜けなどを整備することで、自然採光・自然通風を可能とする予定となっている。
9月補正予算案では▽建築・外構=42億8560万円▽電気設備=5億7882万円▽機械設備=5億8443万円▽施工監理業務=6702万3000円――をそれぞれ3カ年継続費に設定した。設計に関しては、基本・実施設計を一括して長大北関東支店(さいたま市、電話048−615−6505)が手掛けている。