スーパーマーケット「西友御器所店」跡地の開発計画に対して、建設地に関わる高度地区の適用が除外されることとなった。名古屋市が9月5日に開いた2023年度第4回建築審査会で、委員会が承認した。同地の開発はMIRARTHホールディングス(東京都千代田区丸の内1ノ8ノ2)が計画。着工は2024年1月を予定している。
同計画は「レーベン名古屋御器所(仮称)」として、鉄筋コンクリート一部鉄骨造17階建て延べ2万1451平方bの建物を新築する。1階を西友御器所店、2階を店舗用駐車場(70台収容)とし、3〜17階を分譲マンションとする。総戸数は142戸を見込み、1LDKと2LDK、3LDK,4LDKを整備する計画だ。
共用施設では、集会場やゲストルームなどを設ける。居住者用の駐車場は122台分を設け、このうち21台を機械式(5段)、100台をタワーパーキング、来客用1台を平面式で設置する考え。
開発地は名古屋市昭和区広地通1ノ1他。敷地面積5562平方bのうち、3701平方bを建築に充てる。同地は北側が山王通に面しており、市営地下鉄御器所駅から東へ約350bに位置する。
委員会は、同計画が有効公開空地率の最低限度や天空光などを確保している他、市の景観条例や街づくりの推進に関する条例などに適合していると評価。高度地区の適用の除外は適当だと判断した。
レーベン名古屋御器所は26年11月に完成し、同年12月中旬には西友御器所店が開店する予定。
設計は三輪設計(名古屋市中区)が担当している。
提供:建通新聞社