草津市馬場・山寺両町の兼業農家約130人はこのほど、農地基盤整備を実施していくために土地改良区を設立した。
これは、農地の大区画化による地域農業の効率化振興を図るために来年度から5年かけて約67f整備するもの。
完了後は、土地所有者が新区画を地元の農業法人「クサツパイオニアファーム」などに貸し出し、担い手が管理していく。付加価値や高収益を望める有機栽培などで米や野菜を育て収益を還元していく方針だ。
改良区設立までの経緯を見ると、平成27年に馬場・山寺・山寺新田の3町内会で共通様式の同意書を作成、市の事業推進予算化へ向けた事業同意徴収を開始。平成31年には馬場・山寺地区における農業基盤整備事業の市費予算化について、準備委員会及び関係3町内会から同意書を添付した要望書を市へ提出。その後、各種手続きを進め、今年7月に県から土地改良区設立認可を受けた。
なお、草津市での土地改良区設立は、88年(昭和63年)以来となる。
提供:滋賀産業新聞