鋸南町は、5日開会の9月定例議会に一般会計補正予算案第2号と病院事業会計補正予算案第1号を上程した。一般会計で、観光物産センター改修設計業務委託料560万円を計上。早ければ10月に設計業務委託の公募型プロポーザルを公告し、事業者を選定。年度末までに設計を取りまとめる。順調に推移すれば、2024年度当初予算に工事費を措置し、同年度早期に一般競争入札で工事発注。同年度内の完成を目指す。工事費に4000万〜4500万円程度を想定するが、設計事業者の提案に応じて工事内容を固めるため、流動的となっている。
道の駅「きょなん」の観光物産センターは、吉浜517―1に所在。建物は、木造平屋、床面積422・33u、1984年度の建築。外装の老朽化が進行しているほか、「道の駅の施設であることが分かりにくい」「暗くて入りづらい」「休憩スペースが少ない」といった声が寄せられていることから、プロポーザルにおいて老朽化対応と集客に寄与する改修について提案を求める。
そのほか、旧佐久間小学校体育館屋根修繕工事費275万円、外灯設置工事費120万円、非常用発電機点検委託料79万2000円、学童保育エアコン購入費11万5000円、保健福祉センター修繕料52万7000円、消火栓改修事業負担金93万5000円、小学校管理修繕料131万6000円、中学校管理修繕料50万9000円、公民館修繕料27万2000円、学校給食センター修繕料36万3000円を措置している。
補正により1億3844万4000円を追加し、一般会計総額は47億30万9000円となる。
病院事業会計には、病院設備改修事業に関する有形固定資産購入費1240万円を盛り込んでいる。