県土整備部は、公共工事の設計積算に使う「土木工事実施設計単価」を一部改定、県東部地区の生コンクリート価格が上昇する。「9月単価」は10日以降の起工決裁から適用する。
東部地区の生コン価格値上がりは、昨年10月の単価全面改定以来11カ月ぶり。主要規格「18―8―40高炉」では、鳥取市中心部で1立方b当たりの単価1万4900円から1万7900円と3000円上昇する。規格全体の変動率は15・1%〜20・3%。また、燃料類が値上がりした。
今回の改定単価は、建設物価調査会の建設資材価格調査報告書(月例報告)による実勢単価、「建設物価(9月号)」を基に設定した。主な変動資材は次の通り。%=変動率
▼異形棒鋼各種=1d当たり3000円下落(マイナス2・3%〜2・8%)▼H型鋼各種=1d当たり2000円下落(マイナス1・3%〜1・5%)▼生コンクリート各種(東部地区)=1立方b当たり3000円上昇(15・1%〜20・3%)▼軽油小型ローリー(パト給)=1g当たり7円上昇(4・7%)▼軽油船舶用(小型ローリー)=10g当たり70円上昇(6・7%)▼重油Aローリー=10g当たり70円上昇(7・8%)▼灯油業務用小型ローリー=1g当たり7円上昇(6・7%)▼ガソリンレギュラースタンド=1g当たり7円上昇(4・5%)▼スクラップ鉄くず=1d当たりの売却単価1000円上昇(2・6%)
日刊建設工業新聞