トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2023/09/05

【富山】日ごろの成果を一堂に/高岡工芸建築科同窓会が作品展/10周年、24日まで開催

 高岡工芸高等学校建築科同窓会(会長・大野博和大野建築設計事務所所長)が主催の「第10回工芸建築科同窓会・作品展」が、3日から高岡市中川の青井記念館美術館で始まった。入館無料で、開催は24日までの各日10時から16時。毎週月曜日が休館日。
 同校建築科は、1954(昭和29)年に第1回目の卒業生を輩出し、今年で2739人を超え、多くの卒業生が建築業界を中心に全国で活躍中。作品展は、建築技術の後継者不足や建築を目指す若い人が減っている現状の改善に貢献できればとの思いからスタートし、同窓会会員の連携・親睦を深め、建築技術者育成の大切さ、建築の魅力を広く知ってもらおうと、同窓生の日ごろの成果を一堂に展示している。
 初日のオープニングセレモニーでは、大野会長があいさつし、「高久学校長をはじめ、井村学科長や葛井青井記念館美術館長、本校の近江同窓会長ほか、たくさんの方々に参加いただき、感謝申し上げたい。今回は記念すべき第10回の作品展を迎えることができた。また、建築科同窓会は昭和48年に設立し、今年50周年。今日まで支えていただいた関係者に心から感謝を申し上げたい」と謝意を述べた上で、「今回は作品展10周年記念として、作品展はもとより、富山大学芸術文化学部の上原先生を招いた講演会、在校生との座談会も開催する。最終日の24日には、同窓会員の川合光行さんによるお茶会もある。仮設茶室「まゆあん」を製作されるが、ぜひ参加していただき、ゆったりとした一時を過ごしてほしい」と話した。
 また、「来年2月には、作品展の第1回から10回までを一つの形に残したいとの思いから記念誌にまとめ、卒業生にも配りたいと思っている。第10回作品展が無事、成功裏に終えることを祈念したい」と語った。
 来賓から、同校の高久直樹学校長が祝辞を述べた。続いて、同校吹奏楽部全員(総勢約30人)が参加し、ファンファーレと3曲(校歌、マツケンサンバ、ジャンボリミッキー)の演奏を披露、開会に花を添えた。
 作品展の会場には、卒業生が設計や施工を手掛けた公共施設、店舗、個人住宅などの建築作品パネルや建築模型のほか、今春卒業した学生の卒業課題、在校生が参加したコンペの入選・入賞作品が紹介されている。

hokuriku