高知市は、一般会計に7億1500万円を増額する9月補正予算案をまとめた。新規の予算化では、六泉寺町市営住宅など3団地の統合建て替えに向けた基本計画の策定と民間活力(PPP/PFI手法)の導入可能調査やあじさい街道の整備、浦戸地区の児童遊び場改修設計、江ノ口コミュニティーセンターなどのネットワーク環境整備の他、観音正寺観音堂の保存修理補助、精神障害者のアウトリーチ支援、障害児通所支援などを盛り込んだ。
建設関係の主な補正を見ると、六泉寺町、北百石町、丸池町の市営住宅3団地の再編事業費に2300万円を計上し、民間活力(PPP/PFI手法)の導入可能性調査を行う。春野町仁ノ地区の内水対策として進める排水路整備で、2024年度に予定していた工事を一部前倒して実施するため、仁ノ地区排水路整備事業費に5億5000万円を増額する。
浦戸児童遊び場東側の石積み擁壁で崩落の危険があるため、改修設計費に150万円を計上する。高知商業高校北舎の屋上防水改修に向け、整備費2800万円を盛り込む。4月から6月にかけて発生した大雨により崩落した土佐山143号線など4カ所の復旧に5000万円を確保する。
江ノ口、下知、旭のコミュニティーセンター3施設でネットワーク環境整備事業費に400万円を充てる。マンホールトイレ整備事業費では想定土質との違いによる工法変更などに対応するため1460万円を増額する。
この他、22年度決算確定に伴い、駐車場事業特別会計で542万円を減額した。同予算案を審議する市議会9月定例会の会期は9月6日〜26日まで。
提供:建通新聞社