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　県、我孫子市、（公財）千葉県消防協会は２日、第44回九都県市合同防災訓練（千葉県会場）を我孫子市の川村学園女子大学や手賀沼公園などで開催した。実動訓練会場となった川村学園女子大学グラウンドでは、（一社）千葉県建設業協会東葛支部が道路に散乱したがれきなどの撤去を行う道路啓開訓練を展開したほか、千葉県解体工事業協同組合が倒壊家屋における救出・救助に必要な土木などの撤去を実施。また、ヘリによるホイスト訓練などが行われた。
　展示会場では、（一社）千葉県建設業協会東葛支部が子ども用ミニショベル体験会、また千葉県解体工事業協同組合が過去の防災訓練参加資料の紹介・展示および関連グッズの配布などを行い、多くの来場者でにぎわった。

　関係機関との協力で／日本一の防災県確立

　閉会式であいさつに立った熊谷俊人知事は「今後30年以内にマグニチュード７クラスの地震が発生する確率は70％と言われている。県内でも５月に震度５強・５弱の地震が相次いで発生し、備えの大切さを痛感した」と話した。また「今回の訓練で、それぞれの機関の災害対応力が強化されていることを確認できた。訓練やイベントを通じた自助・共助・公助の強化による地域の防災力向上を期待する」と述べ、関係機関との協力により「日本一の防災県の確立」を図るとした。
　星野順一郎・我孫子市長は「日頃から訓練を行うことで、各関係機関の連携が図られ、地域の安全が守られる」と語り、関係機関の尽力に謝意を示すとともに、と災害時における対応を要請した。そのほか、石橋毅・千葉県消防協会長、来賓の伊藤昌弘・県議会長と甲斐俊光・我孫子市議会議長があいさつした。また、猪口邦子・参議院議員、齋藤健・法務大臣、豊田敏郎・国土交通副大臣、石井準一・参議院議員が祝電を寄せた。