県の8月臨時会が8月30日開かれ、専決処分の「8月補正」35億5800万円を承認して閉会した。補正後の一般会計総額は3735億4500万円。台風7号被害の緊急応急費などを盛り込んだ8月補正は18日付で専決処分されていた。
8月補正の主な内容は、建設災害復旧費15億円、樹木伐採・河道掘削費7000万円、治山施設災害復旧費2億3000万円、鳥取港の千代航路に堆積した土砂の浚渫に2億円など。
本会議質疑の中で、県土整備部の小田原聡志部長は、台風被害の復旧工事について「災害査定後の本格復旧費を集計中で、次の9月補正で対応する」と説明。また、大きな被害を受けた国道482号(鳥取市佐治町)に触れ、「9月1日に終日、片側通行できるよう(応急工事を)進めている」と述べた。
このほか臨時会では、議員報酬と政務活動費に関する議員提出議案2件を可決した。
日刊建設工業新聞