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太田市（清水聖義市長）は１日、９月補正予算案を明らかにした。スケートパーク整備事業で屋外トイレ等設置工事費とし、１億４４２万円を計上、繰越明許費に設定したほか、休館している物産交流施設のおおた・北茨城交流物産館（飯塚町69ー１）の不動産購入費２億２０００万円を計上した。今後は南庁舎の機能を一部移転させ、福祉施設を主とした施設としての活用を見込む。２０２４年５月ごろの整備完了に向けて動き出す。
スケートパーク整備事業は２０２４年６月のオープンを予定し、新田庁舎（新田金井町29）北側の、（仮称）太田西複合拠点公共施設の建設地に隣接するかたちで整備する。本体整備工事は岩崎工業（太田市）が手掛けている。今回の補正予算案で、屋外トイレおよび太陽光発電の整備も別途、発注するために予算を確保。設計業務については公告中となる。
おおた・北茨城交流物産館への南庁舎機能一部移転については、２０２０年９月にオープンしたが、業績不振などを理由に２年半で閉館となったために有効活用を図る。バスターミナルおおた内に建設されており、工事は建て替えなどは行わず、改修工事となりそう。なお、今後の南庁舎については集約化を進めていく方針。
市街地再開発事業等補助金（太田駅南口第三地区）では２億４２４０万円を計上した。同地区は東武鉄道太田駅南口に隣接し、現在、敷地内に１９７８年に建設されたディスカウントストアのドン・キホーテ太田店（飯田町１４０４−１）を主とした大型商業施設がある。再開発に向けた地盤調査などを行う設計費に補助金を交付するかたちとなる。
このほかの主な計上は次の通り。
◇太田駅周辺土地区画整理事業＝１億６０４３万９０００円◇道路維持経費補修工事費＝１億１７３０万３０００円◇スポーツ施設管理運営費工事費（運動公園三角駐車場、３×３コート等）＝１億８９３万８０００円◇（仮称）太田西複合拠点公共施設建設事業＝６１６８万３０００円◇公園管理費工事費（市内公園トイレ建て替え等）＝６０００万円◇市営住宅リフォーム補助事業＝２２０３万４０００円−。
また、尾島生涯センター保全改修事業として６９００万円を繰越明許費に設定している。
一般会計予算には30億４２８４万８０００円を追加し、総額９４３億８２５万６０００円とした。