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建通新聞社
2023/09/01

【大阪】大阪城東部地区まちづくり ホテルなど提案 

 公立大学法人大阪とOsaka Metro、大阪府、大阪市は、森之宮新キャンパスを整備する大阪城東部地区のA〜C地区のまちづくりに向けたマーケットサウンディングの結果を公表した。不動産会社や建設会社など6団体・13社が参加し、ホテルや商業施設など一体的な開発に向けて具体的な案を出した。対象はA〜C地区とA〜B地区を結ぶAB間歩行者デッキ、水辺の歩行者空間。
 地区別に見ると、森之宮キャンパスの一部であるA地区(1・5期)では大学施設や学生寮、貸オフィス、貸会議室など、B地区ではホテルの他、アリーナ・ホール、商業施設、住宅など、もと森之宮ごみ焼却工場跡地のC地区では、商業施設や次世代交通の拠点となる駅前広場などを整備する提案が出された。
 また、豊里矢田線〜猫間川抽水所前に整備する水辺の歩行者空間には、コンテナハウスやキッチンカーを配置する提案があった。
 開発スケジュールについては、2028年春に予定しているまちびらきに向け、早期の事業者公募を求める意見の他、エリアマネジメント組織の設立に関する提案などもあった。
 この他、駅ビル整備や駅ビル屋上を活用した空飛ぶクルマの離発着場設置なども提案された。
 A地区の土地面積は約4200平方b。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率400%)。事業者は大学と事業用定期借地契約を結ぶ。利用可能時期は25年度からとなる。
 B地区はOsaka Metroの用地で、土地面積は約2万平方b。用途地域は準工業地域。建ぺい率は60%、容積率は200%(豊里矢田線沿い25b内は300%)となる。26年度中に全体が利用可能となる予定。
 C地区の土地面積は約1万2200平方b。用途地域は準工業地域で建ぺい率60%、容積率200%。利用可能時期は25年度第4四半期となる予定。
 大阪城東部地区は、「大学とともに成長するイノベーション・フィールド・シティ」というコンセプトの下、整備を進めている。