愛知県警察本部は、「瀬戸警察署庁舎建築等設計」の事業者を簡易公募型プロポーザル方式で選定した結果、安井建築設計事務所名古屋事務所(名古屋市市東区)に決定したと公表した。契約額は2億1615万円(税込み)。決定日は8月9日。履行期限は2025年1月31日まで。瀬戸警察署では、庁舎の老朽化に対応するため、現敷地内で建て替えする。23〜24年度で基本および実施設計を行う。25〜27年度の3カ年度で建築工事を行う計画。
計画規模は、鉄筋コンクリート造または鉄骨造、5階建て程度(提案による)を計画。延べ面積は4032平方b。付属舎は車庫などで鉄骨造平屋342平方b。自転車置場は鉄骨造平屋33平方bを想定。現庁舎の北東側の現駐車場に建設する。
完成後に解体・撤去する既存庁舎は、鉄筋コンクリート造および鉄骨造3階建て延べ1631平方b(別館棟含む)。付属舎は、鉄筋コンクリート造・鉄骨造平屋などで延べ503平方b。
所在地は、瀬戸市原山町1ノ2。
県警察本部が進める警察署庁舎の建て替えや改修事業などのうち、瀬戸警察署以外の計画を見ると、一宮警察署が敷地内での建て替えを計画。22年度に、設計を久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)に委託した。工事は24年度に着手する計画で、26年度の完成を目標としている。千種警察署は、設備の老朽化対応の改修を計画しており、23年度に設計を、丹羽英二建築事務所(名古屋市中区)に委託し進めている。24年度の工事実施を想定している。大府市内に新設する「大府警察署(仮称)」については、大府市が候補地として提案した大府市月見町2丁目の地質調査を23年度に進めている。候補地確定後、設計などを進める計画。
提供:建通新聞社