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　香川県は、高松港の港湾脱炭素化推進計画を作成するために「高松港港湾脱炭素化推進協議会」を設置し、８月28日に１回目の会合を開いた。今後、ワーキンググループや協議会を開きながら12月に素案をまとめ、国土交通省との調整を経て２０２４年２月に計画案を作成し、パブリックコメントを行った上で24年３月に計画を策定する。24年度からは継続的、計画的に取り組みを実施し、進捗管理をしていく。
　県内では既に坂出市が坂出港のカーボンニュートラルポート協議会を発足させており、２番目となる。
　高松港での脱炭素化推進に向けた検討と取り組みの方向性として、21年に国土交通省四国地方整備局で行われた勉強会では▽荷役機械、トラックなどの低炭素化、燃料電池化の推進▽水素ステーションの整備、水素などのサプライチェーンの構築▽倉庫などの省エネ化の推進▽陸上電源の導入▽船舶の低炭素化▽港湾工事の低・脱炭素化、ブルーカーボン―などの検討が案として示されている。
　推進計画には温室効果ガス排出量の削減や水素の供給などの計画目標と事業内容、実施主体、評価方法や計画期間といった内容を盛り込む。
　同協議会は学識経験者、運送会社や電気やガス、石油など高松港に立地する企業、業界団体、行政、港湾管理者で構成し、港湾脱炭素化促進計画の作成や実施に当たって港湾関係者などの意見と脱炭素化の取り組みを反映させる協議を行う。
提供：建通新聞社