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高崎市（富岡賢治市長）は８月31日、９月補正予算案を明らかにした。建設関連では吉井町吉井地区で行う緊急排水ポンプ設置工事費に３０００万円を計上。当初予算で確保した７９００万円と合算した１億９００万円で工事を進める。全額を繰越明許費に設定している。烏川橋仮橋護岸復旧工事費には７０００万円を盛り込んだ。このほか、吉井中央公園駐車場整備工事費へ２６００万円を計上した。
緊急排水ポンプ設置工事は、主要地方道高崎神流秩父線と古河ロックドリル吉井工場（吉井１０５８）に挟まれた吉井町吉井（鍛治町）地先で実施する。２０１９年台風19号などで古河ロックドリル吉井工場東側の約５ha区域で床上・床下浸水被害が発生したことから工事を行う。当初計画では１基当たりφ３５０�o×15立方ｍ／ｍｉｎ×22ｋＷの水中雨水ポンプを２基と集水池１カ所のほか、制御盤と計装盤を１面ずつ整備する予定。ポンプは集水池の中に設置する。集水池の規模は８４５�uで、容量１４００立方ｍを見込む。護岸の構造は設計で検討中。雨水は鏑川に排水させる。測量設計は横田調査設計（高崎市）が８日までの履行期限で進めているところ。なお、吉井地域については22年度に中島地区において水中雨水ポンプを設置した。
倉渕町権田地内で行う烏川橋仮橋護岸復旧工事は、国道４０６号側の護岸を対象に実施する。工法など詳細は河川管理者の県と協議中。設計はアイ・ディー・エー（高崎市）が進めているところ。
吉井中央公園駐車場整備工事は吉井町下長根地内において、同公園多目的広場とヨシカワ吉井工場（下長根３７４）に挟まれた位置で行う。整備面積は２５６０�uで、97台分の駐車を想定している。現況は農地となっており、再生砕石１００を使用し置き換えを行い整備する。測量設計は高崎測量（高崎市）が受託している。
建設関連では、ぐるりん倉賀野線停留所設置工事費に６００万円を計上しているほか、危険箇所総点検の結果を踏まえ対策を行うため◇道路補修工事費５００万円◇用排水路管理事業役務費１００万円◇用排水路補修工事費４００万円◇雨水対策工事費１２００万円−などを盛り込んだ。
一般会計に15億９０７１万１０００円を追加し、総額を１７２４億６０４０万１０００円とした。