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滋賀産業新聞
2023/09/01

【滋賀】県湖東土木 多賀永源寺線の改良整備

 県湖東土木事務所は、多賀町佐目から東近江市政所町に至る県道「多賀永源寺線」のうち350b区間について、改良整備に取り組む。22年度に委託・完了した全体の予備設計に基づき23年度は、区間中の河川を渡り新設する予定の橋梁1橋の予備設計を12月までと、うち160b区間の道路詳細設計を24年2月まで、それぞれ委託済み。24年度は橋梁の詳細設計を委託予定で、25年度取り組む予定の用地取得等が順調にいけば、早ければ26〜27年度にも初弾工事の発注・着工を見据えている。完了までかかる事業期間や橋梁の仕様、橋梁・道路のいずれを先行整備するか等は決まっておらず、委託中の橋梁予備設計などで精査していく。
 橋梁1橋の予備設計を行う多賀永源寺線単独道路改築設計業務は第一設計監理(湖南市)に委託済み(7月3日開札)で、多賀町樋田地先において「大杉川」を渡河し町道大杉第1号線と交差する、橋長約65b規模、片側1車線(歩道無し)で構成する道路規格第3種4級、設計速度40q/時間、B活荷重の新設橋梁1橋の予備設計や、橋台・橋脚の位置決定等を行う。委託期間は12月22日まで。また東近江市政所町地先の延長160b区間について道路詳細設計を行う多賀永源寺線単独道路改築設計業務を湖北エンジニアリング(長浜市)に24年2月9日までの期間で委託済み(7月26日開札)。23年度はこのほか、多賀町樋田地先における土質ボーリング調査業務も委託期間12月22日までで第一設計監理に委託済み(7月18日開札)。
 なお22年度は、多賀町樋田地先の延長350b区間における道路予備設計を近畿設計測量(大津市)に3月10日までの期間で委託(22年11月21日開札)したほか、東近江市政所町地先の測量業務を西村測量設計(竜王町)に委託し完了している。
 多賀永源寺線は、多賀町佐目地先の国道306号交差点を起点に東近江市の蛭谷町・箕川町を経由し同市政所町の国道421号交差点で終点に至る主要地方道。各町をつなぐ唯一のアクセス基幹道路であり、現状は道路幅員が狭い上急カーブが多く、大型車両が通行出来ず普通自動車の離合も困難な区間が大半となっている。

提供:滋賀産業新聞