建設新聞社
2023/08/31
【東北・青森】青森市が斎場整備運営事業者を決定
青森市は、DBO方式(SPC設立義務)で実施する斎場整備運営等事業に関し、総合評価落札方式一般競争入札を行った結果、64億8629万0554円で合人社計画研究所グループに決定した。総合評価点は80・85点(提案内容点40・85点+価格点40点)。
代表企業は合人社計画研究所。構成企業は山下設計、八洲建築設計事務所、日本国土開発、倉橋建設、宮本工業所、エイエスワイ。
同市斎場整備運営等事業者選定委員会による審査を行い、選定結果を踏まえ、落札者を決定した。落札金額の内訳は、設計・建設工事費が25億4800万円、運営業務委託費が39億3829万0554円。
同市新町野菅谷138の1地内にある斎場(RC造平屋一部2階建て、延べ1470平方b、1972年開設)は、建設から45年以上が経過し、定期的な改修を行ってきたが施設の老朽化が進行してきていることから、現斎場の敷地内(1万5225・12平方b)に建て替えを計画。実施に当たっては、PFI法に準じて、新斎場の設計、建設、維持管理および運営に加え、現斎場および浪岡斎園の維持管理および運営を一体的に行うほか、現斎場の解体工事も行う。
新斎場はRC造、延べ2762・04平方b(提案による数値)、火葬炉数は人体火葬炉8基、動物火葬炉1基のほか、告別室兼収骨室は4室、遺族控室は7室、キッズルームや授乳室、霊安室、僧侶控室、葬祭事業者控室などを配置。駐車場は、普通乗用車66台、大型車2台を設ける。
今後、9月中旬に同グループが設立するSPC(特別目的会社)と基本協定を締結し、10月の仮契約、12月の事業契約締結する予定。2024年1月〜26年8月までの設計・建設、26年度の供用開始を目指し、同年10月〜46年3月までの運営を見込む。
また、現斎場の運営は24年4月〜26年9月まで、浪岡斎場の運営は24年4月〜46年3月まで。現斎場の解体は27年3月までを予定している。
提供:建設新聞社