小松市は、中消防署西出張所の移転建設について、9月補正予算案に関連事業費5970万円を計上した。用地取得を行い、2024年度の造成工事に備えていく。
計画によると、長崎町4丁目地内にある同西出張所を近接地(敷地面積は2853平方メートル)で建て替える。新施設の建設規模はRC造2階建て延べ約650平方メートルを想定。車庫や分団待機室などを備える予定だ。移転地は現在、田となっている。来年度に造成し、着工準備を整えていく。
梯川右岸で唯一の消防署出張所である同西出張所は、市の西部地区(安宅、牧、板津)を管轄。第3安宅分団と第4牧分団を併設し、地域密着型の消防活動拠点施設となっている。
既存施設の規模はRC造平屋建て521平方メートル。敷地面積は1317平方メートル。築後48年が経過し、老朽化が進んでいることから、今年度は建設に向けた調査も推し進めていく。昨年8月の記録的な豪雨を踏まえ、市は消防・救急体制の強化に取り組んでいる。