日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/08/30
【埼玉】吉川市 吉川美南駅東口商業・業務ゾーンの優先交渉権者を1月選定
吉川市は、進出事業者の最初の募集手続き(2020年度)が不調に終わっていた吉川美南駅東口の駅前広場北側、商業・業務ゾーン(総面積4万3985u)の再公募手続きを始めた。24年1月ごろ優先交渉権者を決める。
売却によって譲渡する「画地1」(面積1万3153u)と、売却と賃貸(事業用定期借地権設定契約)を組み合わせる「画地2」(売却1万2774u・賃貸1万8058u)それぞれの開発事業者を求める。
画地1では地域貢献につながる店舗・事務所・宿泊施設・教育施設・病院・診療所・公衆浴場・保育所・福祉施設・遊戯施設の単独整備、あるいは複合用途の提案を要求する。土地の最低売買価格は18億2826万7000円。
画地2は、1と同じ種類の施設のほか、共同住宅(上限300戸)の計画も認める。地権者会設立のための具体的な提案が必須だ。売却用地の最低価格を17億7558万6000円に設定する。賃貸用地の最低月額賃料が689万8156円、最低保証金は月額賃料の12カ月分。
土地引き渡しの時期は画地1が24年4月、2では同6月ごろを想定している。いずれも引き渡しから3年以内の着工が条件。