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　三種町企画政策課は、築20年を超えている道の駅ことおかの「サンバリオ」で大規模改修を計画している。28日の議会全員協議会で報告した。みらい創造プランにおける４年度事業の検証で、４年度に実施した269事業のうち27事業について審議会で部会別の事業検証を行い、今月７日に全体評価などを実施。第三セクターを対象とした統廃合の検討（所管：商工観光課）で施設の老朽化が課題となっており、サンバリオも大規模改修が必要とされている。

　道の駅ことおかにある体験学習物産館「サンバリオ」では施設の老朽化に伴い、これまでも雨漏りなどが発生。修繕を繰り返してきたことから大規模改修を計画し、実施設計費を９月補正予算案に計上する見通し。改修では外壁も含め、全体的に整備していく予定。

　みらい創造プランは、個別に進行管理されていた「総合計画」「まち・ひと・しごと創生総合戦略」「国土強靭化地域計画」を一本化して策定し、町政運営上の最上位計画に位置付けまちづくりの指針にしている。各分野で課題を整理し、限られた予算の中で効果的な施策を分かりやすく「見える化」するもので、現プランは３〜７年度の計画。年度ごとに検証対象となる事業効果を検証し、必要に応じ施策を見直している。

　第三セクターの統廃合は、同町にある３社（ゆめろん、さんばりお、ゆうぱる）の運営が厳しい状況にあることから、効率化と安定化を図るため検討するもの。元年度から続くコロナウイルス感染症の影響による集客数の減少、最低賃金の大幅な改正、原油価格や電気料の大幅な値上げなどにより、全社が赤字決算となっている。

　ゆめろんは「砂丘温泉ゆめろん（大口字上の沢17−４）」、さんばりおは「道の駅ことおか（鹿渡字高石野126−１）」、ゆうぱるは「森岳温泉ゆうぱる（森岳字木戸沢48−４）」をそれぞれ運営、管理。いずれの施設も老朽化が課題となっており、今年度はゆめろんで外部照明修繕、館内非常灯交換、ろ過装置電動五方弁交換を実施する。外部照明と館内非常灯は９月中の指名通知を予定している。

　また、「サンバリオ」では、５月にボイラー修繕工事の入札を行ったが不調となったため、金額などを検討したうえで再度、入札を行うとしている。

提供：秋田建設工業新聞社