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　国土交通省が公表した２０２４年度予算の概算要求で、利賀ダム建設事業として１２１億８３００万円が計上された。ダム本体工事が本格化するほか、工事用道路などの工事が継続される。
　利賀ダム本体建設（第１期）工事は、１０月にＷＴＯ（政府調達協定対象）案件として公告され、第４四半期の開札が見込まれる。工事概要はダム土工、堤体工、地盤変動域対策工、仮設工。ダム本体の施工は、基礎となる十分な強度の岩盤まで掘削を行った後、ＲＣＤ工法＋拡張レヤ工法を用いてコンクリート打設にあたる。冬期間は打設が休止される。工期は約４９カ月。
　発注規模は５０億円以上となる。
　利賀ダム建設事業の全体工期は３１年度まで。総事業費は約１６４０億円。本体実施設計は日本工営が担当。
　なお、今年度の事業費は当初予算が９０億円で、補正予算を含めて１０３億７０００万円。