加賀市は、市中央公園内の屋内水泳プールについて、建て替えを含む再整備に向け、PFIを前提とした官民連携事業の検討調査に着手する。9月補正予算案に1781万円を盛り込んだ。
同プールは1984(昭和59)年に建設。築後39年が経過しており、建物や機械設備ともに老朽化が著しく、耐用面で限界に達しているという。このような状況を踏まえ、民間活力を導入したPFI事業などの可能性調査を行う。合わせてサウンディング調査も実施し、事業者の意見を聞きながら、再整備に向けた準備を進めていく構えだ。既存施設の規模はRC造平屋一部2階建て延べ1708・76平方メートル。上屋可動式ソーラーシステムなどを有している。
山中温泉ゆけむり健康村の再整備に伴い、プールを備える「ゆーゆー館」などが解体されることを踏まえ、中央公園内プールの必要性が増している。市は当初予算に整備検討調査費として100万円を計上していた。各種調査の中で市の人口規模に合った新たなプールの適正規模や整備手法などを検討していく。2025年度末の全体完成を目指す。