倉敷市は、老朽化が進む児島地区の公共施設複合化について、2024年度から設計や建設工事に順次着手し、27年度の完成を目指す予定。
複合化の対象施設は、市立短期大学(児島稗田町160)―1972〜94年建築、鉄筋コンクリート造5階建て延べ1万1907平方b、児島文化センター(児島味野2ノ8ノ30)―69年建築、同造4階建て延べ5448平方b、児島児童館(児島小川2ノ2ノ16)―82年建築、同造2階建て延べ796平方b、児島憩の家(児島小川町3672)―74年建築、同造平屋330平方b、倉敷ファッションセンター(児島駅前1ノ45ノ2)―96年建築、同造4階建て延べ3768平方b、倉敷勤労者体育センター(児島小川3ノ11ノ43)―78年建築、鉄骨造2階建て延べ956平方b。
建設場所には、JR児島駅直近のエリアの都市機能の強化が図りやすく、駅から野ア家住宅までの地域資源をつなぎ、児島地区市街地のにぎわい創出に大きく貢献するなどの理由から、児島公園(児島駅前1ノ81)を選定した。市立短期大学を児島公園に移転、公園に隣接する倉敷ファッションセンターの建物の一部を活用する。複合化する児島文化センターのホール機能、児島児童館、児島憩の家、倉敷勤労者体育センターの体育館機能について、今後、基本計画の検討を進め、施設を1棟に集約するのか、複数棟に分けるのかなどを含め、施設の規模や事業手法、概算事業費などを明らかにしていく予定。
複合化により、児島公園の公園面積が減少することから、海技大学校跡地に整備する児島学校給食共同調理場の残地に広場を整備することも検討する。また、市立短期大学移転後、既存の大学1号館と大学体育館の長寿命化・改修工事を行い倉敷翔南高等学校の校舎などとして活用する方針。
基本構想・基本計画策定業務はパシフィックコンサルタンツ(岡山市北区)が担当。
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提供:建通新聞社」