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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/08/24

【埼玉】県河川環境課 学生向け現場見学を主催、総合土木職の魅力発信

 県河川環境課が、県庁の総合土木職に興味を持つ大学院生や大学生、高校生などを対象にした「現場見学・仕事紹介」の機会を積極的に設けている。18日に主催した会には23人の学生が集まった。県の若手技師が受験の体験談を話したり、実際の現場を見ながら具体的な業務内容などを説明したりした。
 開催場所は、大相模調節池付近の越谷レイクタウン水辺のまちづくり館。参加した学生の一人、東京農業大学地域環境科学部の3年生は「総合土木職の仕事についてたくさん知ることができた。若手職員とも交流でき、県庁に入りたい気持ちが強くなった」と話した。
 当日は大相模調節池を目の前に、県が進める水辺を活用したまちづくりなどの説明を通じ、地域づくりの意義や魅力を伝えた。
 河川環境課の職員は「現場を見ながら池の役割、利活用について説明させてもらった。学生からは疑問点の質問もあり、熱心に話を聞いてくれていた。十分PRできたと思う」と手応えを感じていた。
 学生らに自身の受験体験を語った本庄農林振興センターの井石陽葉理技師は「試験の時を思い出しながら話した。試験対策など参考にしてくれるとうれしい」と述べた。
 河川環境課主催の仕事紹介は28日、9月3日、同9日にも開かれる予定だ。県の人事・採用担当は「参加をきっかけに、新たな県庁の仲間になってもらえらたら」と期待している。