国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所は、「国営公園桜堤サブセンター基本計画検討業務」を簡易指名型プロポーザル方式で選定し、オリエンタルコンサルタンツ(本社 東京都渋谷区)に特定した。契約金額は1800万円。プロポーザルには同社を含め2社が参加した。
内容は、国営公園桜堤サブセンターに隣接する形で整備する新公園の民間活力導入「Park―PFI」の可能性調査を含んだ検討業務。公園の基本設計の他、資料収集整理や民間活力導入に向けた基本計画検討、自治体との打ち合わせなどが含まれる。
今後の展開次第ではあるが、Park―PFIが導入されることとなれば、岐阜県内の国営公園では初めての取り組みとなる。
整備予定地は木曽川本堤西側の堤内地エリア4・4f。事業承認面積は、木曽川と長良川に挟まれた羽島市桑原町小薮など約48fで、先行して本堤東側の高水敷エリア(7・5f)が国営木曽三川公園のひとつとして「桜堤サブセンター」の名称で2015年に開園した。
新公園予定地では現在、排水樋管改築工や造成工事などが実施されており、2023年度は敷地北側の地盤改良として応力遮断壁工が行われている。同事務所は、次年度以降も引き続き盛り土などにより基盤整備を行う方針で、並行して近隣自治体地元関係者との調整を行うとしている。
提供:建通新聞社