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　高知県は、建設キャリアアップシステム（ＣＣＵＳ）の事業者登録を新たに審査項目に加えるなど、地域点数審査項目の見直しを行った。改正内容は２０２３年度入札参加資格審査（24〜25年度資格）から対象となる。
　新規の審査項目では、ＣＣＵＳの事業者登録、女性の活躍推進に関連する「えるぼし認定」のうち第１〜３段階認定、またはプラチナ認定の取得、青少年の雇用促進に関連する「ユースエール認定」の取得、土木政策課が実施する「事業者向けコンプライアンス研修および働き方改革支援研修」の受講（23年度の資格審査では、同年度の研修を受講した場合に加点対象）を追加した。
　さらに、災害対応協力のうち、県が発注する年間維持委託業務で受託金額５００万円以上の履行実績、リバーボランティア事業の参加、こうちＳＤＧｓ推進企業の登録、ＢＣＰ審査会による「災害時の基礎的な事業継続力を備えている建設会社」としての認定、現場見学会やインターンシップなどの担い手確保に貢献する取り組みも新たに評価対象として加えた。
　審査項目の追加に伴い、一部項目の廃止も行う。ＩＳＯマネジメント審査登録や技術研修の実施、特許権・実用新案権の取得、不当要求防止責任者講習、従事職員数が廃止の対象。
　継続項目の改正では、優良工事表彰、公共工事元請け完成工事高、指名停止の評価対象期間を従来の１年間から２年間に改めた他、高知県見守り雇用主認定企業、協力雇用主制度の登録と雇用実績、県産品の使用、地域ボランティア（ロードボランティア、ビーチボランティア）の評価点数などを見直した。さらに障害者雇用による地域点数の加点について、申請方法などを改めた。
　土木一式工事で、地域の社会資本整備・管理の担い手確保などの観点から、国土交通省直轄工事の競争入札参加登録で適用されている上位等級に昇級する企業について、従前（22年度）の等級にとどまることを認める残留措置を導入する。
提供：建通新聞社