愛媛県は、産業技術研究所の本館、機械金属実験棟を耐震改修する。2022年度に耐震診断を行った結果、耐震化の必要性が認められた各施設の耐震補強を施す。併せて機械室の改修を行う計画で、これらに伴う設計を宏朋(西条市)に委託した。2024年3月15日までの履行期限で作業を進める。24年度の発注を目指す。
本館と機械金属実験棟の各規模は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)2階建て延べ1713平方bと鉄骨造平屋702平方b。構造耐力上主要な部分、屋根ふき材、特定天井、外装材、建築設備などを対象に必要な耐震改修を施す。また鉄筋コンクリート造平屋504平方bの機械室については、耐震性能は満たしているものの地震時の建物の安全性を確保するため、屋上にある煙突の撤去(屋上突出部分のみ)とコンクリートブロック壁(間仕切り壁)の撤去改修を行う。
所在地は松山市久米窪田町487ノ2。
提供:建通新聞社