ポートベイス(名古屋市東区東桜2ノ12ノ8)は、みなとアクルス内で計画するライブハウス型ホールの新築について、10月上旬の着工を計画している。着工に先立ち、名古屋市へ中高層建築物の建築に係る届け出を提出した。2025年2月末の完成、同年3月の開業を目指す。
同施設「PORTBASE(ポートベイス)」の規模は、鉄骨造2階建て延べ3838平方b、高さ18・5b。座席数は1082席(うち車いす用8席)で、立ち見による最大収容人数は2280人を見込む。舞台はプロセニアム形式(額縁舞台)。主にスタッフ・出演者用となる駐車場は、施設の北側に8台分を設ける見通し。投資額は約28億円。
建設地は名古屋市港区金川町101ノ1。敷地面積1万0792平方bのうち、2897平方bを建築に充てる。同地の用途地域は南北で分かれており、北側が工業地域、南側が工業専用地域となっている。ともに建ぺい率は60%、容積率は200%。
工事名は「港明多目的ホール計画(仮称)」。設計は戸田建設一級建築士事務所(東京都港区)、施工は同社名古屋支店(名古屋市東区)が担当する。
同施設を整備するポートベイスは、サンデーフォークプロモーション(名古屋市東区)が代表企業。同社の他、アミューズ(山梨県富士河口湖町)やソニー・ミュージックエンタテインメント(東京都千代田区)、CBCテレビ(名古屋市中区)など合計9社が出資する。
提供:建通新聞社